パソコンが調子悪いときに使えるコマンドを、Windows、macOS、Linuxの3つのOSごとにまとめました。
Windowsの動作が重くなっている場合 (Performance issues)
sfc /scannow
説明
システムファイルチェッカーを実行して、破損しているシステムファイルを検出し修復します。これにより、動作が遅い原因となるファイルエラーを修復できます。
例えば、Windowsのアップデート中にファイルが壊れてしまった場合、このコマンドを使うと正常な状態に戻せます。
- 修復の流れ: スキャン開始 → 破損ファイルの検出 → 修復 → 結果の表示 → 再起動で修復反映。
使い方
- スタート → 検索ボックス に「cmd」と入力します。
- 検索結果の コマンド プロンプト を右クリックし、管理者として実行 を選びます。
- コマンドプロンプトに
sfc /scannowを入力して Enter を押します。 - スキャンが終了するまで待ち、結果を確認します。問題があれば自動で修復されます。
- スキャン完了後、再起動を行うと修復が反映されます。
- 修復ログは
C:\Windows\Logs\CBS\CBS.logに保存され、詳細を確認できます。
Linuxの動作が重くなっている場合 (Performance issues)
top
説明
リアルタイムでCPUやメモリの使用状況を確認できます。負荷の高いプロセスを特定して終了することで、動作を軽くできます。
CPUやメモリを大量に消費しているアプリケーションを確認できます。
使い方
- ターミナル を開きます。
topを入力して Enter を押します。- CPUまたはメモリの使用率が高いプロセスを確認します。
- q を押して終了します。
kill
説明
top で確認したPIDのプロセスを終了します。-9 オプションを付けると強制終了できます。
応答しなくなったプログラムを強制終了したい場合に有効です。
使い方
topでPIDを確認します。- ターミナルに
kill PID番号を入力して Enter を押します。 - 強制終了する場合は
kill -9 PID番号を使います。
free -m
説明
メモリの使用状況をMB単位で表示します。スワップが多く使われている場合はメモリ不足が原因です。
メモリの空き容量を確認し、必要に応じてプロセスを終了する判断材料にできます。
使い方
- ターミナル を開きます。
free -mを入力して Enter を押します。- 「available」の値が少ない場合、メモリが不足しています。
💡補足
- Linuxでは、
top→kill→free -mの順に実行して、重くなっている原因を特定・解決するのが効果的です。 - メモリリークを起こしているプロセスを特定し、
killコマンドで終了することで改善されることがあります。 - 定期的にメモリ使用量を確認し、不要なプロセスを終了することで、安定した動作を維持できます。
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